私がピアノの前に座るとみんなが笑いました。でも弾き始めると・・。


こんにちは。

はじめてのコピーライティング小比井 雷太です。

さて、今回は、「私がピアノの前に座るとみんなが笑いました。でも弾き始めると・・。」という言葉で書き始めるピアノコピーについてのご紹介。

ピアノコピーとはいったい何なのか。どんな効果があるのか、どのように使うのと効果があるのか、そんなピアノコピーについてお話していきます。

 

私がピアノの前に座るとみんなが笑いました。でも弾き始めると・・。

 

「私がピアノの前に座るとみんなが笑いました。でも弾き始めると・・。」という言葉で始まるピアノコピー。このピアノコピーは、セールスコピーライティングをしている者の中で、知らない人はいないと言われるほど有名なコピーです。

この上の一文だけを見ても、続きをが気になって読みたくなりませんか?

 

今でも、ピアノコピーを検索すると、「ピアノコピー 全文」という検索ワードがサジェストで出ますよね。ということは、それくらい今でも続きが気になる人がいるという事実。

コピーライティングとはキャッチコピーを読ませ、冒頭文を読ませて、ボディコピーを読ませ、クロージングを読ませること。次の文章を読ませることがコピーライティング

 

その観点から見てみると、このピアノコピーは秀逸。

弾き始めたらどうなったんだろう。
その続きは?

 

という声が聞こえてきそうです。

ゴミ箱直行、町の美観を崩す町で配られるビラ広告。最近では受け取ってもくれないティッシュ広告。このように、全く読まれないコピーがあふれかえっている現在。でも、こんな現代でも活用すれば、爆発的に読まれるコピーを作ることができるのがこのピアノコピーなのです。

 

ピアノコピーとは

 

ピアノコピーとは、「私がピアノの前に座るとみんなが笑いました。でも弾き始めると・・。」という書き出しで始まる広告のこと。

アメリカのコピーライター、ジョン・ケープルズ(John Caples)が1925年頃に音楽学校の通信講座の広告として書いたものです。このピアノコピーは、公開以来、爆発的に売上を勝ち取ったため、このコピーが有名になりました

 

また、このコピーの凄いところは、この続きに同じくジョン・ケープルズが作った、フランス語の通信講座で同じ言い回しを使ったコピーが同じようにバカ売れしたこと。

このことで、コピーは言い回しや、表現方法、語り口調などをマネをすれば、同じように売れる広告になるということが証明されたのです。そして、今の広告でも、活用されている現役のコピーライティング手法です。

(参考:コピーライティングのヘッドライン例文!キャッチコピーサンプル集

 

ピアノコピーの効果

 

それでは、ピアノコピーの効果を見てみましょう。

ピアノコピーの効果で強く言われているのが、ツァイガルニック効果が使われているということ。ツァイガルニック効果とは、中断していることは続きが気になって、印象に残るという心理現象。

この続きが気になるというのが大きな効果です。

 

そして、ピアノコピーには、もう一つ、大きな効果があります。それは、再現性があるということ。

どういうことか説明すると、ジョン・ケープルズはこの後に、フランス語の通信講座で同じ言い回しでまたもや大爆発ヒット広告を飛ばしたからです。

 

そのフランス語講座の書き出しは、「私がウェイターにフランス語で話しかけられると、みんなニヤニヤしていました。でも、返事をすると、今度はあっけにとられたのです。」というもの。

自分のコピーとはいえ、見事なパクり方ですよね。これでピアノの通信講座と同じように爆発的な売り上げとなったのです。だから、コピーライティングでは、売れたコピーには再現性があるということが実証され、スワイプファイルの重要性、写経の有用性を証明することができているのです。

(参考:コピーライティングの写経とは!

 

ピアノコピーの使い方

 

ピアノコピーの使い方について少し触れてみましょう。

SNSからブログへ誘導するときに、このように使うと、ブログへのアクセスを増やすことができます。

小比井雷太
「ピアノコピーは、ジョン・ケープルズがピアノの通信講座を大ヒットさせた広告。そのピアノコピーに隠された秘密はというと、・・・。」

 

と言う形で、最後をぼやかすと続きが気になりませんか?

また、

小比井雷太
ピアノコピーが示していた。コピーライティングのたった一つの真実とは!

 

という書き出しでも興味をそそられますようね。このように、興味を煽って、中途半端に寸止めで終わらせ、つづきを知りたくさせるとその広告に引き込まれる、それが、ピアノコピーの効果です。

 

また、ピアノコピーには再現性があるという視点から見てみるならば、ライザップの広告が良い例でしょう。

少し、ライザップの広告を思い出してみましょう。ドヨンとした雰囲気でこれでもかとばかりに太った過去の体型と、痩せて筋肉ムキムキになって幸せそうに笑う現在との対比。「どうみても、不可能にしか思えないけれど、どうしたらこうなるのか?」という疑問を残したまま、「あなたの人生を変えるダイエット、まずは無料カウンセリングから」と言われると、無料なら聞いてみようかな、と無料カウンセリングに申込んでしまうという手法。

ズルズルっと引き込まれるこの心理効果は、ピアノコピーの効果そっくりですよね。

(参考:心理学はコピーライティングスキルの基本!行動心理学に学ぶ基礎一覧50+α

 

まとめ

 

以上、「私がピアノの前に座るとみんなが笑いました。でも弾き始めると・・。」についてお話ししました。

ここまでお読みいただきまして、ありがとうございます。

(参考:ピアノコピー。売れたセールスレター!有名になった伝説の広告例

 

ピアノコピーを使うということは、見込み客の興味を惹きつけ、あなたのコピー、あなたの文章、あなたの作品に関心を寄せるようにすることです。ピアノコピーを使えば、あなたの書く文章にたちまち磨きがかかり、ガツンとステップアップしていきます。

それでは、引き続き、コピーライティング生活、楽しんでいきましょう!

はじめてのコピーライティング 小比井雷太


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