こんにちは。
はじめてのコピーライティング小比井 雷太です。
あなたは、ブレットという言葉を聞いたことはありますか?中にはボレットという人もいるこのブレットですが、コピーライティングで使われる重要なポイントなのです。
アメリカでは、ブレットを作ることを専門にしているブレットライターという人もいるくらい大切にされているブレット。このブレットを使うことで、見込み客の心をつかむことができるのです。
セールスレターを書く時に、「ブレットが非常に大きな役割を担っている」という見解があります。これは、オンラインマーケティングのパイオニアであり、現在生きているコピーライターの中で、最もパクられ続け、尊敬され続けているジョン・カールトン氏の言葉。
ブレットとは、英語で書くとbullet、銃の弾のこと。銃弾と呼ばれるコピーライティングの技法、箇条書きは、なぜ最強スキルと言われるのか、そんな観点にも注目して、ブレットについてお話していきます。
また、読者の心に突き刺さる、良いブレット使うことで、読者は自然とあなたの商品を欲しくなってしまうのです。このブレットを書く時のポイントについても押さえるべきところや、注意しておかなければいけないところを紹介していきます。
(参考:ボレットはセールスコピーライターのリサーチが産み出す書き方の秘密)
コピーライティング用語、ブレットとは
ブレットとは、コピーライティングで使われる言葉で、箇条書きで書かれた部分のこと。このブレットという手法を使うことで、見込み客の感情をしっかりあなたのコピーにまっすぐ向かせて、あなたのコピーを読ませることができるのです。
そんなコピーへ注目させる効果の高いブレットですが、例えばこのようなものがブレットに当たります。あなたはこんなことを感じたことはありませんか?と話題をふりながら、箇条書きでバババッと書かれているコピーがブレット。銃を連射したり散弾銃で銃弾をまき散らしたりするように、箇条書きでバババッと書くのです。
このように、ブレットは、コピーライティングで使われる常套手段。特に、ベネフィットを並び立てて、見込み客に訴求するときに使うことが多い手法。他にも、箇条書きで大量に羅列して書かれた文章、それはブレットの効果を意識して書かれた文章です。
箇条書きで銃を乱射するようにバンバンバンといっぱい打てば、そのうち一つくらい当たるよね。という手法。だから、ブレットは多ければ多いほど効果が高く、7~9個ぐらいあげるのが適当でしょう。
ただし、的外れなことを書いてしまうと逆効果。しっかりとターゲットである見込み客の心理を突いたブレットを作ることが肝心です。
(参考:セールスレターのブレットの作り方!箇条書きで並ぶベネフィットの力)
ブレットがコピーライティングで重要なポイントである理由
ブレットがコピーライティングで重要なポイントになるのは、顧客の心理をつかむことができるから。なぜなら、大量に投げかけたあなたの言葉に当たれば「そうそう、それ、私のこと。」と振り向いてくれるからです。
コピーライティングはコピーを最後まで興味を持たせて読ませることであり、あなたの書いていることに共感してもらうことが必要。そのためには、あなたの発言と読み手の気持ちがしっかりとシンクロするように書いていきます。
また、ブレットが重要な理由の一つに、購入者が「商品を買った理由はブレットを読んだから」であることが多い。商品購入の決め手になったことを調査すると、ブレットのうちのいくつかが購入の決定打になっているのです。その率、6割。
つまり、半分以上がブレットをトリガーに購入を決めているので、ブレットは書いた方がいいということになります。その証拠に、過去に使われたセールスコピーのうち、稼いだ実績のあるもののほとんどに、ブレットが使われているのですから。
つまり、発言の数が多ければそのうちのどれかに当たります。しかし、これは逆も成り立ってしまい、ブレットが大きく外れて関係ないことが読み手の意識に残ってしまうと、「この文章は私には関係ない」と感じてしまうのです。
その違和感を作らないようにするために、
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注意事項はこんな感じ。ブレットはこのように箇条書きで書くのがセオリー。しっかりと訴求したい場合は、それぞれの項目に若干の補足説明を書き加えます。
ブレットの説明が長くなると、普通の見出しとそれに付随する文章になってしまうので、説明文は書きすぎないように注意しましょう。説明のための文章量を増やしていくより、訴求したいポイントを押さえた文章にするべきです。
(参考:超人気日記ブログの記事の書き方を徹底解剖!そのコツと例を紹介します。)
ブレットを箇条書きにする意味とは
さて、ブレットを箇条書きにする意味ですが、結論から言うと、読み手の心理を突いた書き方にするため。一気に読み手の視界に入って来て、スッと理解できる書き方が箇条書き。
だから、長々と書かれた文章より、箇条書きの方が簡単に読むことができる。読みやすく、目につきやすくなるという心理効果を生むので、読み手はその箇条書きで書かれた部分を一つの群れとして認識します。
この時に、枠線で囲んだり、アンダーラインを引いたり、ポイントを打ったりして、その一群が、同じ属性のものとして書くことで、読み手により強くブレットに書かれたことが1つのまとまりと認識させることが可能。だからブレットに触れた読み手は、そのブレット内のものが同じ属性で同じ1つのことを言っていると感じるのです。
この同じ集団であり一つのまとまりという認識がブレットのうちの一つでも当たれば、より自分の喪に向けて言われていることと感じる理由。一つ当たれば他の項目も自分に向けて言われたことと思い始めるのが人間心理。
だからこそ、訴求と同じ属性のものを書く必要があるし、訴求に関係ない属性ものは書いてはいけない。そして、ブレットが少なすぎると当たらないし、多すぎると関係ないと感じてしまうのです。
(参考:初心者必見!ブログ収入を上げる上手なブログの書き方10例【テンプレート付】)
ブレットは見込み客の心をつかむ最強スキル
コピーライティングは見込み客の心理をつかみ、最後まで読んでもらってあなたの商品を買ってもらうのが目的。だから、ブレットで見込み客の共感を得ることはコピーライティングのスキルとしてとても強力な手法。
見込み客の心情を読み取り、長い文章で見込み客に寄り沿った文章を書いていくのも、共感を得るテクニック。でも、ブレットはそこまで深く考えなくても、この商品を買う人はこんなことがベネフィットになると想像して、いくつか挙げるだけで共感を得ることができます。
だからこそ、見込み客の気持ちや考えを外すことなく、あなたの論調に引き込むことができる最強スキル。しっかりと使いこなせれば、いとも簡単にあなたのコピーに惹きつけられた見込み客を大量生産できるようになります。
(参考:心理学はコピーライティングスキルの基本!行動心理学に学ぶ基礎一覧50+α)
ブレットの書き方のサンプル例
ブレットを書く時は、基本的に(見出し)と(説明文)で構成しています。例をあげると、
(見出し)
✓コピーライティングをアフィリエイトブログに役立てる3つの方法とは
(説明文)
コピーライティングはセールスをするための文章を書く技術。アフィリエイトはあなたが商品を紹介して商品を売ることで利益を得る手段。この両者は売る物と売る技術という関係だからとても相性がいい。そのコピーライティングの技術を使うことで、アフィリエイトブログに不可欠なものとなるのです。
このような構成になります。なぜこんな構文にしているのかというと、見出しで、読者の興味を惹きつけ、あなたの細かい説明を読んでもらうため。
見出しで読者の興味を惹きつけ、内容を読ませてあなたが本当に伝えたいことを、話すようにすること。この時、相手がイメージしやすく、興味を惹きつけるように書くのがコツ。
キャッチコピーとリード文、ブログタイトルと冒頭文、と同じと考えればブレットをうまく作ることができます。
ブレットを書く時に注意するべきポイント
抽象的にブレットでお客さんの心をつかみましょうと言っても、ブレットを書く時に注意するポイントが分からなければ、結構書くのが難しいもの。だから、ここで、どこに気を付けて書けばいいのか、押さえるポイントがどこなのか、紹介します。
読者の一番解決したい問題点
ブレットを書く時に一番注意しておかなければいけないところは、読者が解決したい問題点をあげること。どうでもいいことをいっぱい書いていても全く心に刺さらないし、「関係ないや」と離脱されてしまう原因になります。
だから、読者の心の中に問いかけ、読者の属性から次のことを想像し、見つけ出します。
- 読者は何に悩んでいるのか
- 読者にとって何が問題なのか
- 読者は一体何に困っているのか
このようなことを理解し書いていきましょう。
早く結果を出すことができる短期的なベネフィットが読者を惹きつける
読者は早く結果を出したいと思っているから、短期的なベネフィットに目を奪われます。100年後の絶大な幸福より、1分後のちょっとした幸せがいいし、1年後の100万円より、ワンクリックで1万円がいいのです。
あなたが売ろうとする商品にある短期的に読者が得られるベネフィットを見つけ出しましょう。それを活用しない手はありません。
1つのブレットに3つ以上ベネフィットを入れると反応率が上昇しますので、可能であれば、ブレットに盛り込むベネフィットを詰め込むようにしましょう。
興味のある状況を創り出す
ブレットには、興味を惹きつけるものでなければならないことはお話ししましたが、全てがすべて、読者の興味のあるものではありません。そんな時は、あなたがみずから、その読者が興味を持ちそうな状況を創り出しましょう。
たとえば、のどの渇きがひどい人に、水を飲んでいる映像を見せると興味を持つと思われますよね。その時には、水をゴクゴク飲んでいる状況を創り出せば、イヤでも興味を持つようになります。
恐怖を感じる状況
恐怖を感じる状況をブレットに入れる方法は、一般的に恐怖訴求、とか、フィアアピール、俗に「煽る」と言われている方法。このままでは、職を失うとか、お金を失う、健康を維持できないなど、恐怖を語ることによって、関心を惹きつける方法。
ブレットを書く時に恐怖を与えることに抵抗がある人もいますが、読者は、頭がお花畑の人ばかりではありません。そんな人に関心を持ってもらう方法が恐怖訴求、フィアーアピールです。
その商品に興味がある人ならいずれ買うことになるし、もし買わないなら、あなたの言う「恐怖」が現実になるのですから、嘘ではないので、臆することはありません。むしろ、恐怖に陥る前に救いの手を伸べているのですから、「蜘蛛の糸」のようなもの、ですよね。
ブレットを箇条書きで書く方法
ブレットを箇条書きで書くには、次のことが書く時に注意しておくべき事項。この事に気を付けながら書くと、相手の気持ちを惹きつけるブレットに仕上がります。
- 具体的に書いたブレット
- 数字の入ったブレット
- インパクトのあるキーワード
- オリジナルなネーミング
- 質問形で終わらせる
- メリット、ベネフィットのうち、ヘッドコピーで使わなかったものを利用する
- 反社会性
- 秘密
- 簡単
- 真実
- 限定性、希少性
この形ってどこかで見たことはありませんか?勘のいい人は気付いているかもしれませんが、ブレットはキャッチコピーと同じなのです。
キャッチコピーを乱発して置けば、読者にどれかは突き刺さるだろうというのが、ブレットの考え方。だから、ブレットが銃弾であり、散弾銃のようにばらまくのです。
このブレットの本質が分かれば、次のテンプレートがブレット作成の役に立つ事は十分わかりますよね。
- ~する方法
- ~の秘密
- ~の秘訣
- ~の法則
- ~とは?
- ~の真実
- ~の理由
後は、ライティング方法に沿って書けばいいのですが、続きの文章が同じ文末で終わることはご法度。だから、同じテンプレートを続けて使わないようにしましょう。
また、注意が必要なのが、ブラインドブレットという方法で、「ダイエットに不可欠な○○とは!」といったように伏字を用いる方法も効果があると言われています。ですが、実際に試すと、あまり効果がなかったので、使わないことをおすすめします。
本当の意味でのブラインドブレッドとは、内容を敢えて言わないこと。続きが気になるツァイガニック効果を利用するのが、ブラインドブレッドの本質だからです。
(参考:読まれるブログの内容には特徴が!初心者向け初めてのブログの書き方)
ブレットは、リサーチから生まれる
ブレットは、読者の心を捕まえる方法だから、読者のリサーチが大切です。何も考えずに、あなたの想いだけで書いてしまうと、読者の心をとらえることのない無味乾燥なブレットが出来上がります。
そのためにも、ブレットにはリサーチが必要なのですが、リサーチは、ライティングを始める段階に行っているものが最適です。そうすれば、文章にも一貫性が出ますし、何よりも、関係のない方向に進んで、お客さんを離脱させることが無くなります。
だから、ブレットを書く時には、キャッチコピーやヘッドコピーにつぎ込んだのと同じくらいの労力を割いて、力の限りリサーチした結果を銃弾のようにぶちまけましょう。
あなたがお客さんに訴求したいと思っていることと、お客さんの悩みや問題、困っていることとを融合させるそんな愛があなたにあれば、読者の心を惹きつけるブレットを創り出すことができます。
また、読者の心に突き刺さるキーワードを見つけられないときは、いろんなLPやセールスレターを見ていきます。そうすると、相手の感情をわしづかみにするお宝キーワードがあるかもしれません。
キーワードレベルなら、普段から気を付けていると意外に簡単に見つかり、使えるようになるものです。少し例をあげてみましょう。
たとえば、単に「読者に興味を持ってもらう」と言うのと「読者の心を掴まえて離さない」というのではどちらが印象が強いでしょうか。
このように、同じ意味でも、相手の記憶に残る言い回しができるかどうかで大きく成果が変わって来ます。日常生活でも、電車のつり革広告や町の壁や屋上の看板など、見回していると強烈な言い回しに出会うことがあります。そんな単語や言い方を研究するのもブレットのスキル向上に役立つはずです。
(参考:WEBライティング初心者ライターのためのリサーチ方法、厳選3選。)
まとめ
以上、「ブレットとはコピーライティング重要ポイント!箇条書きは最強スキル」をお送りしました。
ブレットを使えばターゲットへの訴求がとても楽になり、一気に見込み客の共感を得ることができるので、とても強力なツールです。見込み客の心を捕まえることができるブレットを使いこなして一気にレスポンスをあげていきましょう。
今回も、最後までお読みいただきましてありがとうございました。
それでは、引き続きコピーライティング生活、思いっきり楽しんでいきましょう!
はじめてのコピーライティング小比井 雷太
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