こんにちは。
はじめてのコピーライティング 小比井 雷太です。
さて、あなたは、ビッグアイデアという言葉を聞いたことがありますか?
と感じる人もいるかもしれません。そんなよくわからない「ビッグ・アイデア」ですが、実はマーケティングやコピーライティングで使われる基礎スキル。
これがなければ広告が成り立たないと言ってもおかしくないくらいの大事な要素です。ヘッドコピーやクロージングもビッグアイデアがなければ、その存在が一気に吹き飛んでしまい、何が言いたいかわからない意味不明な広告に仕上がってしまうでしょう。
そんな、ビッグアイデアとはどんな意味か、そのビッグアイデアの正体についてお話していきます。
コピーライティング・マーケティング基礎スキル!ビッグアイデア(big idea)の意味とは
コピーライティングやマーケティングで言われているビッグアイデア(big idea)とは、今までの普通の日常に転がっているありきたりなことを「新しく」「おもしろく」伝える方法のこと。これを利用することがコピーライティングやマーケティングの基礎スキルです。
つまり、物事を伝え、読み手に話しを聴いてもらえるアイデアがビッグアイデアで
- あなたが見込み客に与える販売のメッセージをどれだけ魅惑的に伝えるか、
- どれだけ興味を持たせるか、
- どれだけ多くの人に届けられるか
こんな視点から生まれた、ありふれた日常を、新しいこと、面白いことに変えて伝える方法がビッグアイデアです。
人が心の奥底から求めている究極の欲求は、「痛みを避けて快楽を得ること」です。この欲求は、現代に生きるあなただけでなく、古来より全く変わっていません。「痛みを避けて快楽を得る」欲求というと、すごく怠惰で堕落した印象を受けるかもしれませんが、実はこの痛みを避けて快楽を得るという欲求は、とても大切な秘密を抱えているのです。
痛みを避けて快楽を得る欲求は人類を成長させてきた原動力
少しの間、あなたの頭をクリアにして、想像してみてください。空腹という痛みを避けるために食料を貯蔵し、いつでも食事にありつけるという快楽を得ました。また、一人で戦ったら簡単にやられてしまうマンモスでも、力を合わせたら、大きなマンモスでも倒して食料にすることも可能。
暗闇という痛み、恐怖に打ち勝つために火を使い始めて生活が向上したし、より強い敵から身を守るため、オオカミを手なずけて犬として護身番に育て上げ安心を得たのです。また、歩くことは時間がかかり疲労が伴いますが、車や船、飛行機などで、移動時間が短縮され、疲労もほとんど感じずに目的地にたどり着くことができるようになりました。
このように、痛みを避けて快楽を得る欲求は人間を発展させてきた原動力。だからこそ、この欲求は全人類が持っている根源的な欲求で、人類の発展のために必要不可欠な欲求なのです。
痛みを避けて快楽を得る欲求は、新しく面白いことを求める
痛みを避けて快楽を得る人間の根源的な欲求は、なぜ、新しく面白いことを求めるかわかりますか?実はその理由は、新しいこと、面白いことが痛みを避けて快楽を得る欲求を満たしてきたからです。
古い慣習やならわしに囚われていたら、発展はありません。食料を保存することを知らなければ、いつも木の実を採集しなければいけないし、火を知らなければ、毎日暗闇におびえて夜を過ごさなければなりません。だからこそ、新しいことが痛みを避けて快楽を得ることになるのです。
つぎに、面白いことと痛みを避けて快楽を得ることとどうつながるのでしょうか。実は面白いことは、快楽を得た先にこぼれる「笑み」にあります。あなたも、快楽を得たらつい”ニヤッ”と笑ってしまいませんか?
つまり、快楽を得る → 笑みがこぼれる → 面白いこと という図式があなたの遺伝子レベルで埋め込まれているので、面白いことがあったら、快楽を得ることができていると認識するのが人間なのです。だから、あなたは、遺伝子レベルで新しく、面白いことを求めているのです。
コピーライティングやマーケティングへの応用
この痛みを避けて快楽を得るという欲求は人間の根本的な自然と起こる生理現象。だから、その欲求を満たすことができる、「新しく」「面白いこと」を提供することが、マーケティング・コピーライティングにつながります。
また、マーケティングの広告に特化した分野がコピーライティングなので、「新しく」「面白い」ことを広告に盛り込むことは売れるコピー、買わせる広告を創り出すための重要な要件。
この「新しく」「おもしろい」要素を盛り込んでいくこと、つまり、あなたの広告を見た見込み客に「またか」と思わせないように、新しく、面白く伝えることが大切。だから、ありふれたありきたりの広告に、新しさや面白さを加えたとびっきりの広告にする。それが、ビッグアイデアなのです。
ビッグアイデアとヘッドコピー
ヘッドコピーでは読み手の気を惹きつける言葉を使うのが一般的なコピーライティング。今までの多くの広告では、ヘッドコピーにビッグプロミスを掲げる広告が席巻していたのですが、あまりに使われ過ぎてどこを見ても「無料でプレゼント」「返金保証」の文字が躍っています。
こんな現代だからこそ、ビッグアイデアを全面に押し出した広告が見込み客の気持ちを惹きつけます。
ビッグアイデアを提唱したデビッド・オグルビーが言うには、全てのコピー(広告)にビッグアイデアが含まれているべきなのに、10のコピーのうち1つでさえ、ビッグアイデアが含まれているか疑わしい。ビッグアイデアのないコピーは暗い海に浮かぶ明かりのついていない船のように、誰からも見つけられることはない。
さて、あなたのコピーやブログは、ウェブの暗い海の中の船でしょうか?それとも、光り輝く船で疾走しているのでしょうか。
まとめ
ビッグアイデアは、あたりまえの日常を新しく、おもしろい非日常に変えていくスキル。このスキルは、コピーライティング、マーケティングで基礎とすべきスキルですが、デビット・オグルビーが言うように、まだ一部の人間しか使いこなせていません。
このチャンスにのっていくべきで、旧態依然としたビッグプロミスに固執している場合ではないですよね。ぜひ、この流れに乗って、あなたのビッグドリームをつかみましょう。
今回も最後までお読みいただきましてありがとうございます。それでは、引き続き、コピーライティング生活、楽しんでいきましょう!
はじめてのコピーライティング 小比井 雷太
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