こんにちは。
はじめてのコピーライティング小比井 雷太です。
一貫性の原理は、ビジネスで応用されている説得の効果を高める法則。ロバート・B・チャルディーニ博士が著した「影響力の武器」の中に書かれている説得に必要な原理の一つです。
この一貫性の原理は、整合性のルールという呼び方もされており、コミットメントと一貫性の関連から導かれた考え方が説得には重要な要素になるのです。
それでは、一貫性の原理をビジネスで応用するための整合性のルールを見ていきましょう。
整合性のルールとは
整合性のルールとは、言ったこととやることの整合性を取ろうとする心理現象のこと。人は、自分の行動と自分の発言に整合性を持たせようとします。
なぜなら、人には、整合性を保とうとすることが遺伝子レベルで刻み込まれているからです。人は古来より集団で生活することで自らの安全を保ってきました。
マンモスのような大きな獲物を捕らえて食料とする時は、人間同士のチームワークを大切にして、相手との体の大きさをものともせず、相手を倒します。また、猛獣から身を守るために、集団で生活し、見張りを立てて自らを守ってきました。
この集団行動をすることが人間としての種が残っている一番の要素なのです。
だから、人は社会性を尊重します。マズローの欲求5段階説でも、承認欲求や社会的欲求が高次の欲求として重要視されているように、社会の一部として周りと整合性を持って存在することが、人間として生きる上で必要だと遺伝子に組み込まれているのです。
他にも、口コミがその信頼性を上げるという社会的証明が説得力を向上させる要素の一つとされていますし、社会に認められている権威ある人からの一言が物事の信頼度を向上させる効果がある。このことは、ロバート・B・チャルディーニ博士が「影響力の武器」で述べている通りですよね。
このように人間は集団で生きるということに関して、非常にセンシティブでナーバスな問題に感じてしまうのです。だからこそ裏切られることを嫌がり、信頼のおける人間、つまりいつも同じことをする整合性のルールを守っている人が尊重されます。
また、集団で生活することが重要だと意識付けも行われている事実もこの意識の向上を手伝います。つまり、幼稚園、小学校、中学校と集団で生活していきますよね。
その時、そうすることがあたりまえになっていませんか? 集団で生活することを常識化していくことが社会として人を育てて自分たちのコミュニティを守ることだから、コミュニティに所属するの人を子供のうちから体で覚える仕組みを作り上げているのです。
生きていくだけなら一人で十分。自給自足していけばいい。でも食糧問題、猛獣からの安全、病気からの回復など、一人で生きていくにはリスクが大きすぎるのです。だからこそ、集団生活が求められることになります。
遺伝子レベルで集団生活をしなければ、生きていけないという事実が遺伝子レベルであなたに刻まれている上に、権威のある人から教育を受けるのだから、人の集団への愛着は計り知れない大きさのもの。
こんな中、整合性のルールが無く、自分勝手に動き、バラバラに行動していたらどうでしょうか。自分の食料だけ確保する人だったら?猛獣を目の前にして仲間を見捨てて逃げ出す人だったら?
恐らく、あなたは身の安全を守ることができなくなるでしょう。そんな状態をあらかじめ避けておくために、敵前逃亡しそうな人、戦うといって逃げる人、助けるといってそっぽを向く人、援助するといって無視をする人は、あなたがいつ裏切られるかわからないから遺伝子的に拒否するのですから。
また、集団が安全だと知っているあなたは、集団に属することが心のやすらぎにつながります。仲間がいるということは、あなたにとって何より大切な心の落ち着きに結びつきます。だからこそ、手放すことを避けたいという気持ちは一足飛びに強化される。これがプロスペクト理論につながります。
長々と話してきましたが、結局は、人間は集団生活をすることで生きていくことができる。あなたの周りには、一人で生きていくにはあまりにも厳しい世界が広がっているのです。
だからこそ、いつもと違う行動をとることはしなくなる。なぜなら、いつもと違うことをすることで、今ある安全を失うことになるかもしれないから。
得られるものは確実に得られることを選び、失うことはリスクを負ってでもゼロにしたくなるというプロスペクト理論からも一貫性のある行動をとりたくなる、つまり整合性のルールが証明されます。
(参考:一貫性の原則はビジネスの基本。一貫性とは?一貫性の原理の使い方)
整合性のルールをビジネスで応用するための一貫性の原理とコミットメント
一貫性の原理とは整合性のルールの元となる考え方。ロバート・B・チャルディーニ博士というアメリカの心理学者によって「影響力の武器」という本の中で説明されていることで有名。
そんな整合性のルールをビジネスで応用するには、一貫性の原理に基づいた考え方をして、コミットメントをしておくということが重要になります。
コミットメントとは、簡単に言うと約束事。政治家で言う、公約ですね。こうある自分になる、自分とはこんな人間であると、公表することです。
ビジネスでコミットメントすることは、あなたのビジネスを明らかにすることです。例えば、このはじめてのコピーライティングでは、ネットビジネス初心者向け、特に、ブログアフィリエイトで稼ごうとしている初心者に分かりやすく、コピーライティングを説明しています。
このように、あなたが世間にコミットメントすることで、あなたの仕事に一貫性が出てきます。それが、整合性のルールです。
あなたのビジネスを加速するためには、一貫性が必要。そのためにはあらかじめ、コミットメントしておく。これが整合性のルールであり、あなたのビジネスに応用すれば、一貫性の原理という線路を敷いてまっすぐ成功に向かって進むかじ取り役になるのです。
(参考:ビジネスに応用できる一貫性の原理とは!コピーライティング基礎スキル)
まとめ
一貫性の原理をビジネスで応用するには整合性のルールが重要です。人は、一貫性のあるものに価値を感じます。サーティーワンがカバンを売り出しても売れないですし、ヴィトンがアイスクリームを売っても買う人はいないでしょう。
例え、話題性をもって初期の売り上げが上がっても、次第にあなたのビジネスを一般化してしまい、他の企業の中に埋もれてしまう、そうして多くの企業が消えている事実。一貫性の原理に基づいた整合性のルールは、ビジネスにおいて攻めの一手でもあるし、守りの一手でもある、重要なポイントなのです。
(参考:一貫性の原理とは!ビジネスに心理学を応用!コピーライティング基礎スキル)
今回も、しっかり最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
このブログ運営の軸である、コピーライティングとは今回お話しした技術やスキルを総合した書き方で、読み手を熱狂させるためのテクニックが満載の書き方です。つまり、あなたがブログを書いているなら、それは、コピーライティングをしていることにつながるのです。
今回も最後までお読みいただきましてありがとうございます。それでは、引き続き、コピーライティング生活、楽しんでいきましょう!
はじめてのコピーライティング 小比井 雷太
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