こんにちは。
はじめてのコピーライティング小比井 雷太です。
一貫性の原則はビジネスの基本と言われます。一貫性の原則は一貫性の原理ともいわれ、人々は一貫性のあるものを求める心理が働くから、ビジネスには一貫性が必要だという理論。
あなたのビジネスを好転させるために一貫性とは何かを知って、一貫性の原理の使い方を学んであなたのビジネスに応用していきましょう。
一貫性とは?
本題の一貫性の原則に入る前に、一貫性について触れておきますね。一貫性とは、最初から最後まで矛盾がない状態であることを言います。
同じ状態を維持しないと一貫性があるとは言えないのです。初めから終わりまで、同じ一つの方針や考えを貫くことってかなり力を使います。
人間のこころは、いつも同じとは限りません。心理学の分野で心理統計学という学問が発達している背景からわかるように、人のこころや気持ちには差があるものなのです。
人が違うと考え方も違うし、趣味嗜好も違います。たとえ同じ人でも、朝起きて元気に起きた時と、仕事でへとへとに疲れて家に帰り着いた時とは、まったく感性が異なります。
同じものを見ても感じ方が違うし、同じことでもやり方は違ってくるように、人それぞれ、個性があるのは、人間の本質だからそんな現象があるのは自然なこと。
でも、朝令暮改の人や、すぐに主義主張を変える人、他人に合わせて意見を変える人ような、一貫性のない人は信用されないし、近づきたくないですよね。このように一般的に一貫性がある人の方が好まれます。
これは、なぜこのようなことが起きるのかというと、一貫性のある人の方が楽に付き合えるから。もし、一貫性のない人の隣にいるとしたらどうでしょうか。
何を言い出すかわからないから常にアンテナを張っておかなければなりませんよね。だから一貫性のない人の隣にいることはとても気を使うし、疲れてしまうのです。こうなると、一貫性のない人のそばから離れるのが一番楽。
これとは逆に一貫性のある人の隣はどうでしょうか。一貫性のある人は次にどう考えているのか、どう行動を起こすのか、だいたい予想がつきます。この人はどう考えているのだろうか、次にどんな行動をとるのだろうかと、いちいち考えなくていいので、一貫性のある人とは付き合いやすいのです。
現代に暮らす人々は、多くの情報に囲まれ、全てを取捨選択し、判断する必要があります。こんな疲れる世の中で暮らしていくには、少しでも判断することを減らしたくなって当然ですよね。
だから、一貫性のある人が好まれるし、一貫性を持って突き進む人が立派な人だという社会通念が生まれるのです。
(参考:行動心理学に学ぶコピーライティング基礎一覧50+α)
一貫性の原則(一貫性の原理)はビジネスの基本
さて、このように社会で暮らす人間に求められる一貫性。この一貫性は、一貫性の原則、または、一貫性の原理としてビジネスの基本に位置付けられています。このビジネスで求められている一貫性の原則について、少し説明しましょう。
ビジネスにおける一貫性の原則、一貫性の原理とは、ビジネスにおいて重要視される考え方の一つ。一貫性があるのとないのでは、顧客の付き方が全く異なってきます。
例えば、あなたが友人と遊びに行くときのお出かけ用の服を買いに、ショッピングに出かけて行くことを考えてみましょう。男性的な目線と女性的な目線で若干異なるのですが、ちょっと張り切ったショッピングを考える時、自分の好みに合ったブランドの店を第一に考えるのではないでしょうか。
どうでもいい普段着なら、イオンなどのスーパー、リユースショップでもいいかもしれません。でも、本当に服装をバシッと決めたい時に選ぶ服屋は、お気に入りの洋服専門店を選びますよね。
これが一貫性の原則です。この一貫性のある洋服専門店なら、
- 好みの服が置いてあるはず
- 値段も予想がつく
- 店員さんの対応もあなたの望むように接してくれる
お気に入りの洋服店でなくても、一流のブランドショップはコンセプトがあるから、一流の製品、一流のセンス、一流のおもてなし、など、ブランドショップは1流であることが担保されているはず。ブランドショップが専門性を有し、一流の商売をしているという一貫性があるから、一流の洋服を求める時に選ばれるのです。
反対に何でもあるという町のスーパーはどうでしょうか。あなたが求める洋服はあるでしょうか。おそらく、あなたの求める洋服はないでしょう。
なぜなら、安い洋服から高い洋服、センスの良い服、流行を追った洋服など、洋服一つをとっても様々です。すべての種類の洋服をそろえることなど、不可能ですよね。このように、お客さんの要望をすべてそろえようとすると、不可能の壁にぶつかります。
お客さんの要望をすべて叶えた店を作ろうとしたら、世の中のものをすべてそろえたとしても、オーダーメイドの店に負けてしまうことになり、実質不可能。不可能なら、プル型のマーケティング、一貫性を持った店づくりをしよう、ということがビジネスで一貫性が求められる理由なのです。
一貫性の原則の使い方
一貫性の原則の使い方は、ビジネスにおいては、社是、コンセプトから、商品、定員の対応に至るまで、すべてが一貫性を持って整っていることが強力なビジネスアプローチになっていきます。
精強な軍隊を見てください。一つの指揮のもと部隊全体が一つの生き物のように動くように統一された動きをします。もし、服装がバラバラで動きもバラバラ、個人が勝手に戦闘を起こす軍隊なら、敵に勝てると思いますか?
このようなバラバラでまとまりのない軍隊は決して敵に勝つことは出来ません。ひどければ、ユニフォームで統一されていないから、同士討ちも起こってしまうかもしれないですよね。
これは、ビジネスでも同じこと。経営トップの意思で、動くことが大切。右手が左手に噛みつくようなことでは、絶対にビジネスでは成功しないのです。
そのためにあるのが、一貫性の法則。社是や、会社コンセプトから、パートのアルバイトまですべて一貫性を持って行動することが大切なのです。
これは、チャルディーニの影響力の武器という本でも紹介されているように、一貫性の原則は、顧客を魅了するとても強力な媚薬。一貫性の原則で、あなたの顧客を徹底的に魅了してしまいましょう。
(参考:チャルディーニ理論の心理学!影響力の武器第三版の要約!6つの法則)
まとめ
一貫性の原則はビジネスの基本。一貫性とは1つの生き物のように動くことであり、右足と左足が反対の方向を向いて歩くようでは決して前に進むことは出来ないのです。
ビジネスでも大事なことですが、日常生活から一貫性の原理の使い方を身につけて、自然と動けるようになりたいですね。
コピーライティングとは今回お話しした技術やスキルを総合した書き方で、読み手を熱狂させるためのテクニックが満載の書き方です。つまり、あなたがブログを書いているなら、それは、コピーライティングをしていることにつながるのです。
今回も最後までお読みいただきましてありがとうございます。それでは、引き続き、コピーライティング生活、楽しんでいきましょう!
はじめてのコピーライティング 小比井 雷太
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