こんにちは。
はじめてのコピーライティング 小比井 雷太です。
QUESTの法則というと、ゲームか何かのような気がしませんか?実は、QUESTの法則とは、記事を書くためのフレームワーク、テンプレートの一つなのです。
この、クエストフォーミュラとは、ブログや広告を書くあなたが書きやすくなる方法です。そして、QUESTの法則は読み手である、見込み客の心に響かせる文章やコピーを書くフレームワークなのです。
だから、このQUESTの法則で作られた例文を学んだり写経したりすることは、コピーライティング基礎スキルをアップすることにつながるのです。特に、マーケティングの観点から見ると、見込み客が明確なブログや広告、セールスレターに効果が現れやすいコピーが作りやすい初心者におすすめのフレームワークです。
それでは、QUESTの法則、ブログやコピーの文章の書き方を順を追って見ていきましょう。
QUESTの法則(QUESTフォーミュラ)とは
QUESTの法則はクエストの法則と読み、QUESTフォーミュラとも呼ばれる法則です。QUESTの法則は、次の順序によって書いていきます。
QUESTの法則(QUESTフォーミュラ)
- Q:Qualify(コミットする)
- U:Understand(理解を示して共感を得る)
- E:Educate(教育する)
- S:Stimulate(刺激を与えて興奮させる)
- T:Transition(興奮を行動へ変換させる)
この順番で書くことで、とっても書きやすくなります。でも、いきなり書き始めないでくださいね。このQUESTの法則で書き始める前に、準備しておくことが一つだけあります。
それは、これからQUESTの法則で書いていく相手、見込み客をしっかり定めて、その見込み客の悩みや欲望を定めておくこと。そうすることでより鋭くしなやかな文章を書いていくことができます。
コピーライティングで言われるスタートの部分、訴求内容を考えることをまず初めに準備しておきます。訴求内容とは、誰に何を話すか、です。これを背景に書くので、書いている最中もその相手に伝えることを第一に考えて書いていきましょう。
Q:Qualify(コミットする)
QUESTの法則の冒頭では、読み手である見込み客にあなたが約束を宣言して、見込み客の興味を惹きつけます。見込み客の注意をあなたのブログ、記事、広告に向けるためのセクションを考えて書くことがこのQualify。
見込み客の悩みを解決し、欲望を手に入れることをコミットすること。その宣言で、あなたの記事に注目を集めていきましょう。
U:Understand(理解を示して共感する)
QUESTの法則として続いて書くべきセクションは、あなたが見込み客に理解を示して、共感するということ。理解を示すことで、見込み客はあなたを「仲間」「同志」として認めてくれます。こうやって認めてくれることであなたやあなたの記事、広告に対する信頼感が増していきます。
また、見込み客に共感することで見込み客とあなたの間に一体感、「ラポール」を醸成。この後に展開するのはあなたのビジネスだから、このラポールを形成することが重要なポイントになってきます。
ここでの注意点は、間違ってもあなたのスキームを見込み客に理解させよう、共感させようとしないこと。あなたが、見込み客を操作しようとしたその瞬間、見込み客は離脱し二度と訪問してくれないからです。
E:Educate(教育する)
QUESTの法則もここまでくると、見込み客はあなたの言葉にかなり耳を傾けてくれています。なので、このセクションではあなたが紹介する商品やサービスの紹介に繋げられるような方向に見込み客を導いていきます。
見込み客の悩みを解決し、欲望を達成するための方法、解決策を示すことが有効。見込み客はベネフィットを得られる理由を説明したり、その経緯を伝えるのも良いでしょう。
S:Stimulate(刺激を与えて興奮させる)
4番目のQUESTの法則は、見込み客の悩みを解決させたい、欲望を達成したいという気持ちをどんどん煽り立てていくのがこのセクション。購入や登録などあなたの目的に向かって見込み客を導いていくセクションですので、しっかりと進むべき道を示してあげましょう。
与えるべき刺激は、ベネフィットを伝えたり、オファーを提示したりすることも有効ですが、あなたが伝える解決策を講じなければ不利になってしまいますよ、といった恐怖を与えることも時には大切です。
T:Transition(興奮を行動へ変換させる)
QUESTの法則の最後のセクション、クロージングに当たる部分が「興奮を行動へ変換させること」。この最後のセクションは、価格の提示や、それに対する保証、オファーの提示など、ボトムコピー、クロージングになります。
ここでは、結果を出すことがあなたに課せられた使命。見込み客を、押して、押して、押しまくってあなたが一押しする商品にシュートしましょう。
クエストフォーミュラの例文
それでは、実際にQUESTの法則を使ったクエストフォーミュラの例文で軽く復習してみましょう。最近髪の毛が薄くなってきて育毛に関心のある30代後半の男性への商品紹介を例に挙げて紹介していきます。
QUESTの法則1:Qualify(コミットする)
30代も後半に差しかかり、仕事も順調に進んでやりがいを感じているけれど、最近髪の毛が薄くなってきたことに不安を感じているあなたへ。最近の研究で発見された薄毛の悩みを解決する方法をお伝えします!
QUESTの法則2:Understand(理解を示して共感を得る)
部下も付き、お客さんや仕入れ先の業者とも接点が多いと、頭髪の悩みはとっても気になります。部下指導や商談の最中に相手の目線があなたの髪の毛に向かっていると、力が入りませんよね。私も、昔、髪の毛を見ながら話す相手にイラっとしながらも恥ずかしさも相まって、商談を失敗したことがあります。
QUESTの法則3:Educate(教育する)
そんなあなたに、お伝えしたいことは、最近の研究で発見された毛根を強化し育成する薄毛の悩みを吹き飛ばす方法。この方法は東京天才大学と第百製薬で共同開発された方法で実証例も多数あるのです。
QUESTの法則4:Stimulate(刺激を与えて興奮させる)
この方法を使って私は、3日でその効果を実感でき、1か月で昔のボリュームを取り戻すことができたのです。今まで気になっていた周りの人が私の髪の毛を見る視線が逆にうれしくなり、商談のプレゼンにも力が入って、1000万円の契約もとることができました。
QUESTの法則5:Transition(興奮を行動へ変換させる)
そんな素晴らしい方法があるのですが、実は、毛根が衰退してしまう40歳になってしまったら効果が半減するのです。その成果報告では、1日でも早い方が元のボリュームに戻る可能性を上げると報告されています。
この方法の価格は1,000,000円とってもおかしくないようなレベルの対策法なのですが、私と懇意にしてくれている開発者からこのブログを読んでくれている人限定ということで、500,000円にするとのオファーを得ました。でもこれでもはじめるには高いハードルになってしまうと思い、交渉を続け、3日間限定で29,800円にまで引き下げることに成功しました。
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コピーライティング基礎スキルをアップするポイント
QUESTの法則は売れるコピーの流れを作ってくれるフレームワークです。そのQUESTの法則で作られるクエストフォーミュラの基本に流れる事になる文章の作り方は、コピーライティングの基礎スキル。
上の例文でわかるように、まず、見込み客を設定し、問題を提示しますよね。また、価格提示もアンカリング等のテクニックを盛り込んでいます。
このように、細部の文章は、コピーライティングのスキルを使っていくことになります。だから、QUESTの法則は、書きやすいフレームワーク、読まれるブログ構築という観点だけでなく、コピーライティングの基礎スキルをアップさせる良い訓練法にもなるのです。
だから、写経することも、QUESTの法則、クエストフォーミュラを上達させる方法の一つ。QUESTフォーミュラで書かれたあなたの心に響く上手なコピーを見つけたら、写経してあなたのスキルの一つに取り込んでしまいましょう!
(参考:「写経」の効果を上げる3つのツボ)
まとめ
QUESTの法則とは、クエストフォーミュラとして知られているフレームワーク。コミットし、共感を得て教育し、興奮させて商品にシュートするコピーの書き方です。
その根底に流れるものは、コピーライティングの基本的なスキルであったり、基礎的なテクニックであったりします。QUESTの法則とは、コピーライティングスキルを総合的かつ組織的に統合していくスキルとしてみることが大切です。
このQUESTの法則を利用して、あなたのコピーライティングのスキルを多くの見込み客に見せつけていきましょう!
今回も最後までお読みいただきましてありがとうございます。それでは、引き続き、コピーライティング生活、楽しんでいきましょう!
はじめてのコピーライティング 小比井 雷太
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