こんにちは。
はじめてのコピーライティング小比井 雷太です。
さて、今回は、ボレットについてお話ししましょう。一般的には、ブレットと呼ばれることが多いこのコピーライティングの用語は、英語が語源で、そのまま日本語になったもの。そして、このブレットとは、コピーライターがセールスコピーを書く際になくてはならならない不可欠の要素。
電話相談でも1時間2500ドルの報酬を要求するアメリカのコピーライター、ジョン・カールトン氏言葉の中で、「ブレットはセールスレターの中で重要な要素」として位置づけ、ブレットから書き始めるとも言われています。
実はリサーチをしっかりしていれば、このボレット、それなりにかけてしまいます。ですが、本当に心に突き刺さるボレットを作ろうとすると、ボレットの型を外すことは、お客さんを逃すことにつながってしまいます。
このような大切なボレットですが、書く方法を知らなければ、ピント外れのボレットになっていまいます。今回ボレットの書き方についてまとめてみましたので、ぜひご覧ください。
ボレットの語源は英語だから、ブレットでもOK?
ボレットの意味について説明すると、語源がbulletで銃弾という意味です。だから、日本語に翻訳すると、一般的にはブレットと呼ばれることが多いですが、一部のコアなコピーライターには、ボレットと呼ばれています。
つまり、ボレットでも、ブレットでも英語を日本語表記に変える時の発音問題だけであり、どちらでも間違いではないということ。
ここで問題なのは、英語の発音の勉強をしているわけではないので、言葉尻を捕らえるのではなく、その意味をとらえること。ボレットの意味とは、銃弾。
ではなぜ銃弾が、セールスコピーに現れるのでしょうか。
セールスコピーで使われるボレットとは
セールスコピーで使われるボレットとは、あなたが訴求する商品やサービスのベネフィットのこと。そしてそのベネフィットを箇条書きにして、ガンガン並べたものなのです。
例をあげると次のような感じで書きます。
・ブレット1
✓ブレット2
☑ブレット3
このように、ボレットの前に記号を置くことで箇条書きにしていくのですが、その時の記号が弾痕に見えるところから、ボレットとの名前になったという説もあります。
ボレットとは、ベネフィットであり箇条書きであるというところから、勘のいい人は、もうすでに気付いているかもしれません。このボレットというコピーライティングのテクニックは、ベネフィットを何個も何個も書いておいて、銃弾の雨の中を読者がくぐり抜けるようにすれば、どこかに当たるはずだろうという戦法。
そのベネフィットという銃弾の雨の中をくぐると、読者は、必然的にボレットのどれかに当たってしまう。そもそも、ボレットがベネフィットであるがゆえに読者にガッツリ当たれば、「購入」という致命傷になりますよね。それを目的としたのがボレット。
この効果を最大限にするには、ボレットの威力をあげないといけない。そのために、次にお話しするのリサーチが必要になってきます。
(参考:ニーズをウォンツに変える!シーズ、ベネフィット、デマンドの違い)
セールスコピーライターのリサーチがボレットになる
セールスコピーライターは、セールスレターを書く前に、しっかりとリサーチを行います。このリサーチを基に、セールスレターを作るのですから、当たり前といえば当たり前。
その時リサーチしたベネフィットをボレットに使えば、ボレットは、ベネフィットの嵐となることとができるのです。
リサーチするときには、いくつもいくつもメリットを上げ、そしてそのメリットからベネフィットを導き出します。
メリットを掘り下げることで、お客様のベネフィットが見えてきます。その見えてきたベネフィットを求めている人に提示すれば、その商品を手に入れることで悩みが解決したり、問題が解決するサービスだったりするから、自然とその商品を買ってくれるのです。
そして、セールスレターを書く前にベネフィットをリサーチするのですが、キャッチコピーに使われるのはその一部でしかありません。この残ったベネフィットを有効利用しようというのが、ボレットなのです。
(参考:WEBライティング初心者ライターのためのリサーチ方法、厳選3選。)
ボレットの書き方の3つの重要な秘密
だから、ボレットは、自然とベネフィットの集まりとなります。このボレットの書き方には、3つの重要な秘密があるので、それを紹介しましょう。
ベネフィットであること
まず今までお話してきたこと、つまり、ボレットはベネフィットであることが最重要です。何でも書けばいいのではありませんし、セールスライターの独りよがりであっても読者の心をつかむことは出来ません。
だから、ボレットは、ヘッドコピーから惜しくも落選してしまった、洗練されたベネフィットを利用しましょう。
読み手が知りたいのは、商品・サービスの機能や特徴、つまり、メリットではありません。読み手が聞きたいのは商品を使うことで得られる希望のある未来です。
だから、この希望あふれる未来、ベネフィットをボレットとして訴えていくべき。それが、セールスライターとしての使命です。
(参考:コピーライティングにおけるベネフィットとメリットとの違いとは!)
ボレットはキャッチコピーと冒頭文の形をとること
ボレットは、ミニヘッドコピー。だから、キャッチコピーとしての見出し文と、それに対する若干の説明文を書くことで、ボレットの体裁が整います。
この書き方を取ると、見出しで興味を惹きつけ、中身を読ませるというコピーライティングに必要なスキルにつながり、売り上げに結び浮くという構図。
ブレットは、購入を決断するときの大きな要因です。たった一つのブレットに心を惹かれて、いつの間にか購入してしまった。そんな経験、あなたにもあるのではないでしょうか。
購入者調査で分かったことですが、購入動機の約6割がブレットに書いてあること。ブレットを書くことは、購入意欲を増大させる最も効率の良い方法なのです。
ボレットの書き方として、ブラインドブレッドの形をとることも効果的。読み手が続きが気になるツァイガルニック効果を利用するのが読み手の心に残るボレットになるのです。
(参考:キャッチコピーとバナーでターゲット捕縛!コピーライティングスキル)
読み手が鮮明に想像できるものであること
書いてあることが相手に伝わることが必要なのは、言うまでもないことですが、ベネフィットは、商品によって、購入者が幸せになった未来です。つまり、ベネフィットとは購入者が想像する未来の世界。
だから、想像させることが最低限必要な事であり、はっきりと鮮明に購入後に訪れる幸せな未来を想像できなければ、ボレットとしての価値は半減します。
そして、想像しやすいように、1つのボレットの中に関連性のあるベネフィットを3つほど入れるようにします。このベネフィットを多く盛り込むことでボレットに当たる読み手が増えるのです。
あなたが出会うボレットを利用するのも一つの手です。商品矢訴求内容が違うから完全コピペは効果がありませんが、書き方をマネするのは、とても効果的です。
(参考:ブレットとはコピーライティング重要ポイント!箇条書きは最強スキル)
まとめ
以上「ボレットはセールスコピーライターのリサーチが産み出す書き方の秘密」をお伝えしました。ボレットを使いこなすことが、セールスコピーライティングを極めることにつながるのです。
なぜなら、お客さんのベネフィットが書いてあるから、忘れていた欲望まで掘り起こしてしまうから。
(参考:コピーライティングのリサーチ!ブログネタを魅力的に見せる方法3選)
こんなベネフィットのかたまりである、ボレットを骨の髄まで使い尽くして、しっかりとお客様のハートをつかんでいきましょう。
本日も最後まで、お付き合いいただきありがとうございました。それでは、引き続き、コピーライティング生活、楽しんでいきましょう。
小比井 雷太
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