こんにちは。
はじめてのコピーライティング 小比井 雷太です。
なんて言われるくらいメルマガがないがしろにされて久しいですね。
でも、題名をちょっとひねっておけば、開封してもらうことも可能なのではないでしょうか。
なんと、2日前、「開封しないと解除します」という題名でメールが届いておりまして、急いで開封してしまったのです。
開封してくれれば、伝えられる。それならば、開封されていないメールでも、まだ、死んでいないのではないか。
もしそうなら、コピーライティングの出番なのです。コピーライティングは通りすがりの人に広告を読ませるテクニックなのですから。
メールって、継続の労力はかかりますが、ファン化したリスト(差出人のファンになったメールアドレスのリスト)を取ってしまえば結構強力な手段です。それも、無料です。
では、どうしたら、開封率を上げることができるのか。そこについてお話していきますね。
メルマガとコピーライティングの関係が開封率のカギ
いきなりですが、
おいおい、いきなりそもそも的なことを聴くのかよ?
と思われたあなた。
メールマガジンを上手に書く素質があるかもしれません。
このように、相手が来ると思ったボールと違う言葉のボールを投げて興味を引いてあげることが大切です。
そうすれば、相手が「んっ?」と立ち止まってくれるのです。
そうなんです。興味のない相手を立ち止まらせて視線を奪うこと、それが必要なんです。
そして子、コピーライティングとは広告を書くテクニック。そのスキルは人の注意を引くのはお手もの。
だったら、ピッタリだと思いませんか?
中には、メルマガやアフィリエイトにコピーライティングはいらないという人もいますが、そういう人に限って、自然と使っていたりします。
使うことが日常だから「使っていない」と思うんですよね。
なぜなら、アフィリエイトする内容を聴く相手の気持ちになって伝えるのがコピーライティングのテクニック。
それをしていないということは、相手を無視して一方的に語っているということ。
そんな状態でお客さんの気を惹くことや、商品を売る事ができるでしょうか。とても出来るとは思えないですよね。
だからこそ、あなたは、コピーライティングのスキルを手に入れてください。そうすれば、開封率の高いメルマガを書くことができるようになるでしょう。
メルマガを開封させるコピーライティングのテクニック
メルマガの命は開封率。中身の文章がいくら立派でも、開けてくれなければ、ただのゴミです。
そして送り続けているリストの開封率が下がってくると、商品自体の売り上げが下がります。メルマガは開封されていくらの世界なので、指標の一つに開封率があるのです。
その開封率を上げる方法を細かく見ていきましょう。
開封したくなるタイトルをコピーライティングテクニックで書く
メルマガの開封率はタイトルと差出人で決まります。なぜなら、そこしか見るところが無いから。
タイトルは、今まで反応率がよかったコピーを使い回しましょう。と言っても売り込み臭さは消しておいた方が良いでしょう。
なぜなら、開封する人は単なる通りすがりの人。商品を買うどころか、見る気もほとんどありません。
そんな相手に販売の色をチラッとでも見せたら、即離脱、ごみ箱行きです。
差出人についてはBtoCなら個人名、BtoBなら会社名とすれば、開封率を上げます。
また、タイトルと本文の内容は合わせましょう。「危険!飲んではならない清涼飲料水とは」とかタイトルにつけて、清涼飲料水を売ろうなんて考えないでください。
あなたの人間性を疑われ、信用を失います。失った信用は二度と取り返すことは出来ません。
内容とタイトルが違うと違和感も作ってしまいます。その違和感はメルマガからの離脱という結果しか生まないから、やめた方がいいでしょう。
興味を引きやすいメールタイトルに使えるキャッチコピー集を作っておいたので、参考にしてくださいね。>>コピーライティングのヘッドライン例文!キャッチコピーサンプル集
三つのnotを超える
三つのnotとは、
- 読まない
- 信じない
- 行動しない
少しだけ、あなたが、メールを受け取った時のことを思い出してくださいね。不要なメルマガはそのままスルーかゴミ箱行きですよね。読むことってほとんどないのではないでしょうか。
そして、もし気を惹かれる表題があったとしてもちょっとやそっとでは、その内容を信じません。
「どうせ大した内容じゃないでしょ。」と高を括っています。
そして、行動しない。信じていなければ当然なのですが、たとえ信じていても開封するという行動をとってくれません。
スルーするメールが多いほどこの傾向は顕著です。その理由は人間の恒常性にあります。
ここでの恒常性とは「いつもの行動をとってしまうこと」を指しています。
つまり、いつもメルマガはゴミ箱という行動をとっていたら、少しくらいの興味ならいつもと違う「開封する」という行動を拒否するのです。
この三つのnotを乗り越えることが開封率の向上につながるのです。
題名との話は先ほど済んだので、次はメールの内容についてお話していきましょう。
リストの属性を把握する
リストとは、メルマガを送る相手のメールアドレスで、それをリスト化したものです。
中には全く反応がない「死んでしまったメールアドレス」も含まれています。死んでしまったメールアドレスとは、反応がないアドレスのことで、ユーザーが放棄したメールアドレスや送るメールがごみ箱入りしてしまったメールアドレスです。
だから、送信したメール全てが読み手に届いて開封するかどうか判断されているとは限りません。
ちなみに、迷惑メールの判断は開封率にあります。開封率が下がると、GmailやYahoo!メールでスパム判定を食らい、迷惑メールとして判断されてしまうのです。
だから、開封率を向上させることはリスト自体の死活問題にもなります。
そのリストで生き残っている人の趣味、興味、できるなら、今まで買った商品などを掴んでおきましょう。
そのリストの属性がコピーライティングで言うアバターになります。アバターとは、売る相手のモデルとして理解すれば適当でしょう。
そのアバターに対して売るとしてメルマガを組み立てれば一貫性が出てきます。大勢に話すより一人に話す方が相手に響く話をできるのです。
なぜなら、人間は十人十色だから。10人を納得させようとすると10通りの話をしなければなりませんが、10通りのアプローチをかけることは事実上不可能ですよね。
次を読ませる内容を書く
3つのnotを乗り越えて、次を読ませる文章を書くのがコピーライティングのテクニック。これをすべり台効果と言います。
途中で詰まったり、引っかかったり、論理が破綻したりすると、読んでくれなくなります。
メルマガの文章は、いつでも滑らかで下まで止まることのないすべり台になるべきなんですね。
これを学ぶのは、コピーライティングを学んでその知識を色々な売れているコピーを写経することで定着させるのが一番です。
写経とは爆売れした広告や、反応率の良かったメールなど、模範となる広告を書き写すことを言います。詳しくはこちらに書いています。>>コピーライティングにおける「写経」の効果を上げる3つのツボ
ファンの欲望に沿った記事を書く
読み手が欲しい内容を書かないと、即離脱です。
表題と内容があっていないと途中でゴミ箱行きです。
だから、アバターとして作り上げたモデルに話しかけるように書いてください。
リストに含まれている属性の人たちの望みをかなえてあげてください。
それがファン化させ、開封させるコツです。
メルマガを絶えず書く
とりあえず、数多く書けば、練習になります。
読者に忘れられないため、また、読者の情熱を覚まさないために間を開け過ぎず、続けて書きます。
そして、反応の良かったメルマガ、悪かったメルマガ、開封率の良かったメルマガ、悪かったメルマガ、そんな統計を取ってください。
それがあなたの宝物になります。
その統計は他人の物はあてになりません。なぜなら、書くのはあなただから。
まねをしても100%真似をしつくすことは出来ないからです。
人は言葉の並び方、一つ違うだけで全く異なった反応を示します。
例えば、
- あの人は商売が上手だけれど、性格が悪い。
- あの人は性格が悪いけれど、商売が上手だ。
全然受け取るイメージが違いますよね。
- このバナナは黄色いけどおいしい
- このバナナが黄色いけどおいしい
これもちょっと違ったニュアンスになります。
ふとした間違いでも印象が変わってしまうから、完璧コピーは出来ないのです。
だからこそ、あなただけのリストとその分析が必要なのです。
PREP法で書く
メルマガの内容を書く時はPREP法で書くようにしましょう。
PREP法とは、Point(結論) → Reason(理由) → Example(裏付け) → Point(結論)の順で文章を組み立てる方法。読む人を納得させやすい構成、フレームワークです。
読む人は何を言いたいのか早く知りたいのです。忙しい現代人の習性ですね。これを利用してあげて下さい。
まずは結論で相手に言いたいことを伝え、後から説明すればいいのです。
これは、結論ありきで後から理由付けする人間の心理にも通じています。
仕事で考えてみてください。ほとんどの場合、先に成功や失敗など、結果があって、そのあと分析しますよね。これが人間の修正なのです。
PREP法やその他の文章の書き方(コピーライティングではフレームワークと言います)を、こちらで詳しく説明しています。
あなたが心に響く文章を書くことに興味があれば、一度読んでみてくださいね。>>コピーライティングに、フレームワークは必要なのか?
配信するタイミングを見計らう
普通の会社員的生活リズムの人には通勤時、や昼休みなどスマホを見ている時間帯に配信するのがイイでしょう。
売れない水商売の人には昼間や夜の早い時間帯。
主婦には真昼間か夜中ベッドに入る時間帯。
このように狙ったアバターに合わせて配信時間を適切にしてください。それだけで開封率が格段に変わります。
眠たくてダウンしている人に配信しても、スルーされるのがおちです。
暇で、スマホやPCを触っている時間帯がベストでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
メルマガは開封率が命です。
中の文章を読んでもらうためには開封してもらうことが必須です。
継続的に送り続けるため、開封率が低いと迷惑メール化する可能性があります。
だから、開封率を向上させることはあなたのメルマガを救うことにつながるのです。
開封率を向上させるポイントは
- 開封したくなるタイトル
- 3つのnotを乗り越える
- リスト属性の把握
- すべり台効果
- 読者の欲望を描き出す
- 書き続ける
- PREP法で書く
- 配信のタイミングに配慮する
これらのことに気を付ければ、開封率が向上します。
全部するのは無理でも、どれかやりやすいものを一つだけでもやってみましょう。
千里の道も一歩から。開封されるメルマガ、作っていきましょう。
それでは、引き続き、コピーライティング生活、楽しんでいきましょう!今回も最後までお読みいただきましてありがとうございました。
はじめてのコピーライティング 小比井 雷太