コピーライティングを上達するにはTCCのコピー年鑑の文章を写経する。


こんにちは。

はじめてのコピーライティング小比井 雷太です。

コピーライティングを上達するには写経という方法があります。でも、写経するときには優秀なコピーが必要だけれど、なかなか見つからない。

そんなあなたにおすすめの写経のお手本は、TCCのコピー年鑑。TCCのコピー年鑑をの文章を写経すると、めきめきとコピーライティングの腕が上がるのですが、その理由をお伝えします。

 

コピーライティングを上達する方法、写経とは

 

コピーライティングの練習方法にある、写経という方法。これはお坊さんがお経を手書きで書き写し、お経を隅々まで会得するという方法にちなんでいます。

さっそく、コピーライティングの写経方法の極意をお伝えすると、お手本になるコピー(広告)を置いて、そのまま完全コピーするように書き写すこと。タイピングでもいいといわれていますが、個人的には本家本元のお経の写経にならって、手書きで書き写すのがおすすめ。

 

この写経するとコピーライティングの文章を書くスキルを上達させることができるのですが、その時に注意することが3つあります。その注意しておくこととは、

  • お手本が売れているコピーであること。
  • 最初から最後まで一気に書き写す。出来なければパートごと書き写す。
  • 書き手の狙いを盗む

この3つが重要です。それでは、説明していきましょう。

 

写経のお手本は売れているコピーであること

 

お手本は売れているコピーを使ってください。めんどくさいからといって、短いコピーを狙って写経しても全く身について行きません。

写経は、そのコピーを書きっぷりや書き方、言い回しなどをあなたの身につけていくこと。だから、ヘタレなコピーを写経したら、そのままあなたのコピーに乗り移ってしまいます。だから、コピーは売れているコピーをお手本に選びましょう

 

最近の情報商材のランディングページのように、3万時、4万字とむちゃくちゃ長いものもあります。読むだけでも軽く1時間かかってしまうような長文のセールスコピーであっても、購入する気持ちが沸き起こるようなランディングページなら、写経する価値はあります。

売れているという実績を確認できなければ、あなたが思わず買ってしまうようなコピーを教材にすればまず妥当なコピーといえるでしょう。そんなコピーをコピーライティングの写経のお手本にしましょう。

 

写経は最初から最後まで一気に書き写す。出来なければパートごと書き写す。

 

写経は基本的に最初から最後まで一気に書き写します。なぜなら、途中で辞めてしまううと、気が散ってしまい、気分が乗らなくなってしまうから。だから、写経をはじめたら集中して最後まで書き上げてしまいましょう。

もしかすると、あなたは、長文のLPは一気に写経するのは無理なのではないか、と思うかもしれません。確かに長文LPは読むだけでも30分や1時間と時間のかかるランディングページが最近増えてきています。

 

そんな時はパートごとに書き写すようにしましょう。パートとは次のような区切り。

  • キャッチコピー
  • サブキャッチコピー
  • サブヘッドコピー
  • ボディコピー
  • ブレット
  • ストーリー
  • 保証
  • お客様の声
  • 推薦の声
  • クロージング など

 

この他にもありますが、話しの流れが変わるまでが一つのパート。そのパートの区切りまでは、辞めずに書いて、休憩するときはその文章と文章のスキマで休憩を入れるようにしましょう。

こうすることでコピーの流れを失わず、写経してあなたの脳にインストールして自動的にそのコピーが使えるようになっていくのです。そのためにも、できるだけ途中は区切らずに写経するようにしましょう。

 

写経するときに書き手の狙いを盗む

 

写経するときには書き手の考えを推測しながら、書き写していきましょう。ここで社会的証明を使っているのだな、とか、数字は具体的に使ったら魅力的になるな、とか言ったように、書き手の狙いを読んでいくのです。

こうすることで、そのコピーに込められた思い、そのコピーに仕掛けられたテクニック、そのコピーに含まれた書き手も思惑が読み解けるようになり、あなたのコピーへ応用することができるようになるのです。

 

漫然と写経していては、字やタイピングが上手くなったとしてもコピーライティングの文章力は上達しません。写経の目的はそんなことではなく、コピーライティングのスキルを上達させることであり、コピーライティングで書く文章を上達させること。

この目的を忘れず、しっかりと写経の役目を果すためには、読み手の意図を読み取って、文章として書き写すことで、そのコピーのオーラをまとってください。そのコピーの力をあなたのものとしてください。

それが、写経をすることでコピーライティングで書く文章がドンドンと上達するのです。

 

コピーライティングの総本山TCCのコピー年鑑

 

コピー年鑑といえば、TCC。まずは、TCCから説明しますね。コピーライティングは広告を書くこと。ということでそのコピーライティングの業界団体としてTCC(東京コピーライターズクラブ)という団体があります。TCCは東京を中心に日本全国で活躍するコピーライターやCMプランナーの団体で事務所は表参道にあります。

会員数890人のコピーライター/CMプランナーが集まっている団体で、おそらく世界最大のコピーライター集団といわれています。TCCの始まりはコピー十日会という1958年1月10日に結成された団体で毎月10日に集まる団体が前身です。

 

このコピーライターが集まるコピーライターズクラブは札幌、北陸、関東、東京、静岡、名古屋、大阪、岡山、高松、愛媛、土佐、福岡、沖縄にあります。それぞれ、独立しており、別協会としてみなすのが適当。

TCCの殿堂入りしている方は、糸井重里さんをはじめ、開高健さん、向秀男さん、仲畑貴志さんなど有名人。会員も電通をはじめ、広告業を本業とする人たちが多く集っています。

 

またTCCのホームページには過去の受賞作品が掲載されているので一見の価値はあるかもしれません。キャッチコピーの例文を山のように入手することができます。

さて、ここで売られているコピーを集めた本がTCCのコピー年鑑。そのコピー年鑑の中には、その年に使われたコピーの中からTCC内で選ばれたコピーが800ほど掲載されています。

 

良きにしろ、悪きにしろ、TCCが選別したコピー。曲がりなりにも、売れていないコピーは掲載されません。少なくとも実績はあるので、写経のお手本にはもってこいの教材です。

(参考:文章力を上達させる秘密はブログ記事の写経!コピーライティング上達術

 

効果的なコピーライティングの文章上達法はTCCコピー年鑑を写経すること

 

 

TCCのコピー年鑑はTCCが厳選したコピー。だから、コピー年鑑を写経することは、効果的なコピーライティングの文章上達法になるのです。

あなたの感性で選んだコピーが悪いとは思いません。むしろ、あなた自身の完成で選ばれたコピーなのですから、間違いはないでしょう。

 

それと同じように、コピーライティングのプロが選んだコピーがTCCのコピー年鑑。中には、え、これが?と感じるものがあるかもしれませんが、ターゲットには十分刺さるフレーズなのです。

心の曇りガラスを取り去って、コピーを見てみる良い機会になるのが、コピー年鑑。このコピー年鑑を写経することは決して無駄にはならないでしょう。

(参考:コピーライティングにおける「写経」の効果を上げる3つのツボ

 

まとめ

 

コピーライティングを上達するにはTCCのコピー年鑑の文章を写経する事が近道。コピー年鑑のオーソドックスなコピーを写経して、そのスキルを盗み、自分のコピーライティングの能力を引き上げていきましょう。

そして、TCCのコピー年鑑以外にも多くの良質なコピーもまだまだ世間に埋もれています。そんなお宝コピーを発掘して、あなたの力へと変えて行くこと。それで、あなたのコピーライティングで書く文章力を伸ばしていくことができるのです。

 

今回も最後までお読みいただきましてありがとうございます。それでは、引き続き、コピーライティング生活、楽しんでいきましょう!

 

はじめてのコピーライティング 小比井 雷太


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