こんにちは。
はじめてのコピーライティング 小比井 雷太です。
マーケティングで使われるコピーライティング用語、はじめて聞くとよくわからないものが多いですよね。説明がないとわからないよ、なんていう言葉によくぶつかってしまいます。
今回は、そんな一見するだけでは理解することが難しいコピーライティング用語、フック、ベネフィット、USPの関係についてお話していきますね。
マーケティングで使われるコピーライティング用語とは
マーケティングで使われるコピーライティングの用語は多く、また、コピーライティングの用語もマーケティングで使われることも多い。コピーライティングをするには、マーケティングの知識は絶対必要であるというところは、こんなところにも如実に出てきています。
コピーライティングにマーケティングの知識が必要なのは、もう少し違ったところに本質がありますが、マーケティングの知識がなければ、コピーライティングのスキル、用語を読み解けないのも事実。
マーケティングとは何かを明確にしながら、コピーライティングを浮き彫りにして、ベネフィット、USPそしてフックについてお話していきますね。
マーケティングとは
マーケティングとは、商品の仕入れ、製造から販売、アフターフォローまでビジネスとして行う一切の活動のことを指します。マーケットとは市場のことですよね。その市場に関わる全ての動きを含むのです。
だから、マーケティングに関連すること全部を理解し、把握した万能のスキルやテクニックというものはありません。さまざまな理論や顧客心理・販売者心理が研究され、定義づけられていますが、全てのケースにおいて利用できるオールマイティなマーケティング理論、マーケティング技術、方法はないのです。
だから、相反する理論やテクニック、例えば、会計思考と戦略思考とマーケティング思考は三つ巴の関係ですが、このような矛盾とも言える相反する理論があって当然なのです。だからこそ、その時、その場所、その結果があって初めて最適な対応策を決定することができるのです。
コピーライティングとは
コピーライティングとはそのようなマーケティングの思想を大きく引き継いでいます。なぜなら、コピーライティングは、マーケティングの販売、それも広告に特化したスキルだからです。
コピーライティングを使いこなそうとするのであればマーケティングの思想をしっかりと理解しておくことが必要。そして、その上で、コピーライティングの知識やスキル、テクニックを転嫁ししなければ、砂の上の城になってしまい、効果が得られない広告を作ることになってしまうのです。
そのような中でも、コピーライティングをする上で、いつも思考の中心に据えながらすすめるべき考え方とそのスキルが次のベネフィット、USP、フック。この3つを押さえることがコピーライティングの主な作業です。
それでは、コピーライティングでとても重要で大切なベネフィット、USP、フックについいてみていきましょう。
コピーライティング用語:ベネフィット
ベネフィットとはコピーライティングの中心に据えるべき思想のことです。分かりやすく言うと、ベネフィットとは、商品から得られる利益のこと。
ここで注意しなければならないことが、メリットと混同しないこと。メリットとは、商品の機能や成分、効果のことです。ベネフィットとはその先にある購入者に与えられる幸福のことで、その商品を買った人が得ることのできる未来のことです。
(参考:コピーライティングにおけるベネフィットとメリットとの違い)
コピーライティング用語:USP
USPとはUnique Selling Propositionの略で、独自性のある販売に関する提案のこと。つまり、USPとは独自のセールスポイントのコピーライティング用語ですね。
よくビジネスで、差別化戦略を取れと言われますが、このことです。差別化を商品について真正面からとらえて導きだそうとしても決してUSPにはたどり着きません。
このUSPを導き出すにはちょっとしたコツがあります。そのコツはこちらの記事で詳しく書いていますので、差別化戦略で悩んでいるならぜひご覧ください。
コピーライティング用語:フック
コピーライティングで言われるフックとは、見込み客をひっかけてあなたのブログやLPに引きずり込む文章に盛り込まれた、読む人の心をとらえて離さない言葉のことを示す用語。具体的には、キャッチコピーやリード文に強く影響が現れる影響のある言葉です。
フックのあるキャッチコピーなら、見込み客があなたのサイトをクリックしてくれますが、フックのないキャッチコピーは、そのまま素通りされて売り上げに結びつかないことになります。
コピーライティングをするなら、このフックを盛り込むことは必須条件。どうやって盛り込むかは、こちらの参考記事をご参照ください。
(参考:記事を構成するコツ、フック文章とは!)
コピーライティング用語:ベネフィット、USP、フックの関係
コピーライティングで重要視されている用語、ベネフィット、USP、フックの関係は、切っても切れない仲。それぞれの関係は入れ子上になっているとしてみればわかりやすくなります。
コピーライティングを使ってアフィリエイトブログやLPなどの文章を書いていこうとするときは、まず、ターゲットが誰であるかをリサーチし、ペルソナ、アバターを定め、ベネフィットを見つけます。
この時にベネフィットを見つけ出す方法は、「ということは、つまり」法。把握しやすいメリットを上げていって、そのメリット一つ一つに対して、ということはつまり、とブレイクダウンしていくのです。そうすると、メリットの先にあるベネフィットが見つかるという仕組み。
そうやって見つけ出したベネフィットから、USPを汲み取ります。本当にペルソナとしたターゲットが求めているものを探し出し、それをUSPとしてセットします。つまり、USPとはベネフィットを顧客視点で凝縮したものなのです。
次にコピーライティングとして、あなたのアフィリエイトブログや商品LPの文章として落とし込む時にそのUSPを盛り込んで書いていくことがフックにつながるのです。見込み客が欲しいものはUSPなのだから、USPが書かれていたらその商品を欲しくなるのは当たり前ですよね。
この関係を式で表してみると、
メリット→ベネフィット>USP→(フック)→あなたのブログ文章
となります。
まとめ
コピーライティングの用語としてのUSPはベネフィットから導出。そのUSPを盛り込まれたものがフックのある広告となるのです。だからこそ、この3つは切っても切れない関係。
コピーライティングとは3つのNOTを乗り越える文章を書くスキルですが、突き詰めていけば、求められているものを提案して買ってもらう。それを文章に起こす技術がコピーライティング。このような本質を突くスキル、テクニックだから、多くのところに応用が効くスキルになるのです。
今回も最後までお読みいただきましてありがとうございます。それでは、引き続き、コピーライティング生活、楽しんでいきましょう!
はじめてのコピーライティング 小比井 雷太
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