こんにちは。
はじめてのコピーライティング 小比井 雷太です。
あなたは、ブログ記事を書いていて、こんな思いをしたことはありませんか?
- なんかしっくりこなくて胡散臭い
- 作ったような感じが出ていて浮いている
- ブログに書いたこと信じてもらえるのだろうか?
コピーライティングを学んで使い始めた初心者に多いこの現象。
もしあなたが、こんな想いに囚われたことがあるなら、記事の書き方を見直す必要があるかもしれません。
お客様に見せる文章が胡散臭い文章になってしまっていたら、売れる商品も売れなくなります。
それでは、胡散臭い記事にならないためのポイントをみていきましょう。
コピーライティングが胡散臭くなるポイントとは
コピーライティングって、商品を売る広告なので、世間一般にありふれています。
ですが、情報商材やダイエット、サプリメントやスピリチュアル系など、生活に密着しないもの、無くても生きていける商品は、一般的に売りにくくなります。
その売りにくい商品を、いろんな手練手管を使って売ろうとするから、胡散臭さが滲みだしてしまうのですね。
例えばライザップ。
「結果にコミットする」
このフレーズ、意味不明です。
コミットという言葉は日本語に訳すのが難しい単語ですが、責任を持って引き受けるといったような意味。
結果に引き受ける?訳が分からないですよね。
「なに言ってんだこいつ?」と注意を惹きつけておきながら、歯切れのいい音楽とともにbefore&afterをだして、「ああ、ダイエットのプログラムね」と見ている人に勝手に判断させます。
言葉で脳が混乱している時に、視覚的かつ聴覚的にアプローチをかけられるので、あなたは、思考力ゼロで「結果の出るダイエット」として受け入れてしまうのです。
斜めから見てこの広告を判断すると、ある意味洗脳ですよね。
このように、売りにくい商品ほど、コピーライティングは、混乱と納得を連鎖させ、行動に結びつける手法を取ることが多いのです。
無理をして、胡散臭い商品を売ろうとするから胡散臭い商品=コピーが胡散臭いとなるのです。
コピーライティング=胡散臭いというのは一種の偏見なんですけどね。
本当に偏見なのかそうではないのか、他のコピーを見て検証してみましょう。
「お、値段以上、ニトリ」と言われて、本当に値段以上の商品価値があるのか?なんて疑問に思う人はいないですよね。
このように日用品のコピーライティングの場合、胡散臭さは吹き飛んでいます。
なので、コピーライティングが胡散臭いのではなく、商品の胡散臭さを消すことができていないだけなのです。
コピーライティングは料理と同じです。
食材(=商品)をどう料理するかで、おいしい料理になるか、吐き出したくなる料理になるか決まります。
つまり、料理を作るコックさんと、広告文章を作るコピーライターは同じなんですね。
では、これから、商品から胡散臭さを取り除いて美味しそうに仕上げるコピーライティングについて覗いてみましょう。
まず、コピーライティングの基本となるポイントについてお話しますね。
ベネフィットがマッチしていないコピーライティング
さて、あなたがお昼休みにうどんを食べたくて注文したとします。あなたの注文後に店員さんがそばを持ってきたら怒りますよね。
それと同じように、あなたの商品はその商品を欲しいと思う人しか買ってくれないのです。
だから、その商品を欲しいと思っているお客さんは、なぜその商品を手に入れたいのか?について考えてみてください。
その、「なぜ」を中心にコピーライティングしていけば、胡散臭くなくなっていくでしょう。
勉強嫌いの人に参考書を売ろうとしても、なかなか聞く耳を持ちません。
それどころか「本当に学力アップに効果があるのか」と反論され、挙句の果てに詐欺認定されるというリスクを生んでしまうのです。
全人類に売ろうという気持ちは捨てて、買ってくれる人にターゲットを絞るのが賢明ですよね。
お客様の声がないコピーライティング
商品のコピーにお客様の声が無かったら、そのコピーライティングの信用度はがた落ちします。
一般的にお客様の声があるからといって、信用が格段に上昇することはありません。
ですが、その商品を買っている人がいるという事実はその商品の信用度を保ち続けるのです。
ここからわかるように、化粧品や学習教材、風水の壺や開運財布など買わなくても生きていける商品は、必ずと言っていいほどお客様の声があります。
前述した「ライザップ」は芸能人をよく利用していますよね。
このお客様の声は、医者や学者、芸能人など社会性の高い人であればあるほど信用度アップの効果を増していくからなんです。
この人が言っているなら。と信じてしまうのですね。
だから、お客様の声がないと、「本当にこの商品は買っても良いものなのだろうか?」、という疑問の気持ちがふつふつと沸き起こってきてしまうのです。
デメリットがないコピーライティング
商品のデメリットを記述していない事はお客さんに「商品を買わない理由を作らせてしまう」、というスキを与えてしまいます。
人は本能的に完璧なものはあり得ないと思っています。
もし、完璧だと言われるものに出会ったら、それを崩すことに執念を燃やします。
例を挙げると、芸能人や政治家など、完璧な成功人生を送っているひとかどの人物が失敗した時には、マスコミや世間がここぞとばかりに叩き伏せますよね。
商品についても同じことが言えます。
デメリットのない完全な商品と言われたら、穴を見つけたくなるんですね。
重箱の隅をつつくような上司や同僚、お客さん、いますよね?
そんな相手を想像してもらったらよくわかるのではないでしょうか。
反論をつぶさないコピーライティング
コピーライティングでは、反論ができなくなるまで、お客さんの買わない理由をつぶせと言います。
確かに、買わない理由がない=買うと結びつくわけではありません。
ですが、お客さんは「買う」という決断する行動自体にかなりのエネルギーが必要です。
少しでもマイナス要素があると、エネルギーを使いたくないから、「やーめた」ってなるんですよね。
お客さんが一度でも「本当に効果があるのかな?」と思い始めると、コピーライティング自体が胡散臭く見えてしまうようになります。
だから、買わせることが目的のコピーを創るコピーライティングでは、それを阻害する芽はあらかじめ摘んでおこうという手法を取るのです。
胡散臭さを消して読者を惹きつけるコピーライティング
では、読者を惹きつけるために胡散臭さを消すにはどうしたらいいのでしょうか。
その答えはコピーライティングにあります。
答えであるコピーライティングは、その手法、テクニック、スキルは多岐にわたります。
しかしコピーライティングそのものの根本、原点はたった一つ。
お客さんの買いたくなる理由を思い出させてあげること。
人間って、欲望を内に貯めやすいんですよね。
特に「お金」や「快楽」、「性的なもの」など、生き物としての生理的欲求は反社会的要素が強いので、隠したいものです。
だから、お客様にその欲望を吐き出させてあげればいい。
ある意味、コピーライティングを行うあなたは、カウンセラー、セラピスト的な役目を果たしてください。
お客様の欲望を満たし、幸せな人生に導いてあげる、そんな役目がコピーライティングを扱うあなたにあるのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
コピーライティングの基礎は人間理解にあります。
お客様のことを知ってください。その欲望をかなえてあげてください。
そうすればお客様は喜んであなたの商品を買ってくれるでしょう。
その商品の価値が100円なのか100万円なのかはお客様が決めることです。
あなたが、商品価値を信じ、お客様の想いをその商品で叶えてあげる。それが大切です。
細かいテクニックは2次的な要素です。あなたがお客様理解さえできれば、自然と出てくるコピーライティングのテクニックすらあります。
初心者のうちは、まず、ターゲットの理解から勧めましょう。
それが、コピーライティングから胡散臭さをなくすファーストステップです。
それでは、引き続き、コピーライティング生活、楽しんでいきましょう!今回も最後までお読みいただきましてありがとうございました。
はじめてのコピーライティング 小比井 雷太
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