ggrksとは、ネットスラングの一つで、人に聞く前に、自分で調べてみようよ。という気持ちが込められています。
ただし、元になっている言葉は、「ググれ、カス!」なので、若干悪意がこもっている言葉。
意味は、「Googleで検索しなさいよ、あなた!」ということになります。
何でも聞いて済ませようとする人に対して使われる言葉として、ネット住民のあいだではよく知られた言葉なのですが、疑問を持っている人が本当にそれで正しい答えを得ることができるのでしょうか。
コピーライティングを行う上でGoogle検索を使うことも多いという事実。
あなたはそのネットの検索結果をうのみにしていませんか?
ggkrsとは
ggrksとは、「ググれカス」というネットスラングを、さらにアングラでわかる人にだけ伝わればよいとして、母音を削除して隠語化した言葉。
使っているだけで、品位が下がるので、あまりおすすめできるものではない言葉です。
人と人とが出会った時に、「カス」とか「クソ野郎」とかという言葉は普通使いません。
なぜなら、相手を苛立たせて怒りのボルテージを上げてしまって、まともに伝わるはずのことでも伝わらなくなってしまうから。
対話スキルとして、また文章表現としては、最低の表現です。
ですが、ネットで使われる用語としてのggkrsは、そのネットという匿名性が高い環境のため、簡単に使われるようになってきました。
この言葉を投げかけられた人はもちろん、普通の人ならまるでいじめの現場を横で見ているような嫌な気分になります。
あなたが、もし、文章を書く仕事をするのであれば、できる限りこの言葉から遠ざかっている方が良いでしょう。
なぜなら、発言者としても、受信者としても、傍観者としても、あなたの品位や人間性を引きづり下ろす言葉だから。
そもそも、Googleがなんでも正しいことを知っている神様のように考えられていること自体に疑問を抱くべきなのです。
ggrksを考える時、実際に活用されている現場を見てみることでわかることがあります。
これは社会学や心理学でも使われているフィールドワークという現場に潜入して調査する方法。実際に現場に触れることでより実感して理解することができる方法。
今回はフィールドワークとして、ggrksを歌っている曲を紹介しますので、一度聞いてみると体感できるところがあるかもしれません。
なお、YouTubeにアップされている曲なので、再生すると音声が流れます。イヤホンを利用するなど音量には注意しておいてください。
ggrks-ググれカス-(カバー) feat.ぽこ飯(ぽこた×赤飯)で学ぶggkrsの使い方
ggrksという歌は、ボーカロイドで作られていますが、それを感じさせない最近のボカロはすごいですね。
再生回数がハンパなく多いのも頷けるところです。
で、このボーカロイドもすごいのですが、その中の歌詞もすごい。
この歌詞にかかれているggrksの使い方が一番具体的な例になるでしょう。
何かを聞かれてすぐに、「ググれカス」と答えるところや、質問されて答えたいけれど本音が言えないところなど、ネットを多用している人の特性ではないでしょうか。
ネットは信用できないといいながら、Googleの検索結果を妄信する現代人が持っている病気ともいえるかもしれません。
ggkrs~ググれカス~の歌詞
「なぜだか聞かないで。-あなたのすべてを知りたいんだ。」というフレーズから始まるggkrsという歌の歌詞はとても上品とは言えません。
ですが、ネット上のやり取りにおいて、このような気持ちが問いかける側とそれを受け止める側との心の潜在意識下にあるといえるのではないでしょうか。
なぜなら、この曲の再生回数は、NICOVIDEOだけで95万回以上というようなミリオンセラー、というか、ミリオン再生回数の曲だから。
この言葉が日常生活にも入り込んできている現代の日本人にとって、このggkrs歌詞を理解することがネット上の相手に伝えるために必要不可欠なこと。
ところで、ggkrsの歌詞がutatenに載っていました。
全部見てみたい人はどうぞ。
【巡音ルカと神威がくぽ】ggrks-ググれカス-【オリジナル曲】
こちらはggrksの原曲となります。youtube版は投稿者のyoutubeアカウントが停止されたために、動画ごと再生不可能となっていました。
音源的にも良くなく、ボーカロイド感満載なのであまり好きではないのですが、原曲に敬意を表しリンクを張っておきます。気が向いたらどうぞ。
ググレカスって実在の偉人?
ウィキペディアでググレカスという人が過去に実在した偉人として掲載されているのを知っていますか?
ウィキペディアによると、1世紀ごろの古代ローマの博物学者・思想家とのこと。
>>ググレカス(出典:Wikipedia)
ググレカスが実在しているかどうかについては、あなたの判断におまかせしますが、他にも、ウプレカスとか、シネカス、ハントシー・ロムッテロ、ソレナンテ=エロ=ゲ、カー・コローグ・ヨメなどと一緒に出てきている時点で、真偽のほどはどうなのでしょうか。
AAと呼ばれる文字で作られた絵、アスキーアートでは、ググレカスとウプレカスが同じ絵なのも失笑です。
これを見て、思ったのは、Googleで検索してそのまま鵜呑みにすることの怖さ。検索結果としてネットに挙がっていることで冗談でとらえられない人や真実として受け取ってしまう人も多いのではないでしょうか。
ググレカスと言われて、博識で何でも知っていると信じているグーグルが示した検索結果が実は間違った答えだった、ということもあるのです。
ググレカスのAA(アスキーアート)
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ノ/,/ミ三ニヲ´ ゙、ノi!
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レ’/三二彡イ .:ィこラ ;:こラ j{
V;;;::. ;ヲヾ!V ー ‘′ i ー ‘ ソ
Vニミ( 入 、 r j ,′
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ググレカス [ gugurecus ] (西暦一世紀前半~没年不明)
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ググレカレー [google curry] (発売 2006~)
ggrksとの発言の本音
ところで、ggrksと発言する人の気持ちを考えてみると、その本音として、答えることを面倒くさがっているということもありますが、それだけではありません。
その問いについて、明確な答えを持ち合わせていないことが多いのです。
つまり、ggrksと発言する人は自分の知識のなさがはっきりとバレてしまうことが怖いから、また、他の人から、「それ違うよ、そんなことも知らないの?」と突っ込みを入れられることが怖いから本能的に、相手を攻撃することで自分を守っているということ。
攻撃は最大の防御と言いますが、それを言葉で表現しているのが、ググれカスであり、さらに相手を陰でバカにするためにggrksの言葉を利用しているのが実態なのです。
Googleの検索結果の信ぴょう性
Googleの検索結果は絶対ではありません。その信ぴょう性に疑いがあるのです。
その証拠に、GoogleはAIを導入し、時には人間の目でチェックを入れて検索順位の表示方法を変化させています。
これは、ペンギンアップデートやコアアップデートなどに代表されるコアアップデートによる検索アルゴリズムの変更が頻繁になされていることが証拠。
2019年には3カ月おきに4回実施されたとされ、大きく検索結果が変化ししました。このように、Google自身も検索結果が正常ではないと認識しているのです。
その具体的な証拠として、検索結果の上位に根拠資料として疑問視されているWikipediaが表示されることが多いという事実を上げることができるでしょう。
ウィキペディアはウェブの百科事典を自称していますが、その実は、単なる書き込みサイトであり、実態は2chと大差ありません。
人の書き込みに対して難癖をつけたり、自分の意見に反する記事を削除したりして楽しんでいるサイトがウィキペディア(日本語版)です。
アニメや性関連のページ閲覧数が他国とは違い、ダントツで上位を占めているのも信頼性を損ねている一因となっています。
ウィキペディア (Wikipedia) は、“最高の内容を目指す”と自称している、インターネット上の百科事典モドキ。
利用の結果生じた損害について一切責任を負わず、利用・内容の合法性、正確性、安全性等、あらゆる点において無保証[1]。 驚くべきことにその87%はネタである。 以下では特記無き限り、日本語版に関して記す。
(中略)
「百科」の名に反し、掲載可能なものは「管理者[3]」の理解に及ぶ内容に限られる。実態は管狸者たちとウィキペディア自警団の自慰行為の場と化している。彼らは管理とは名ばかりの監視を行い、共産主義国家における中央委員会、独裁体制国家における最高評議会のような様相を呈している。この「管狸者」集団と自警団の「認可」と「了承」を得ないと更新一つままならず、執筆・編集は彼らの偏った価値観、低い知能レベルに沿った内容が求められる。そのため多くの社会的機関が未だにこの「百科事典」からの引用を認めていない。
日下九八の「ウィキペディア:その信頼性と社会的役割」という論文が国立研究開発法人科学技術振興機構のJ-stageという専門サイトに掲載されています。
この論文でもウィキペディアの信頼性の有無について述べられているのですが、ウィキペディアを上位表示させるGoogleの検索結果の信ぴょう性についても疑わねばならないところは多いのです。
ggkrsの本質的な怖さ
ggrksの本質的な部分には、Googleの検索結果を妄信しているところに在ります。
だから、Googleや人に聞くのもいいのですが、その情報が本当に正しいのかどうか自分で調べてみるということも大切。
一次情報なら確実という人もいますが、ネット上に流れている情報はいくらでも加工・偽造できますから、その信ぴょう性は限りなく薄い。
だから、分からないことを先生に聞くということも良いのですが、本当の知識としてあなたの身につけるためには、自分で学ぶことが一番の近道です。
ggrksは、物陰から隠れて攻撃するような下劣な言葉ですが、その言葉の元になった教育という観点からみると、自分で調べて身につけるという教育的側面もあるということ。
そして、何が正しいのか、何が間違っているのかという取捨選択をあなた自身が行うことが大切なのです。
参考:グーグル推薦!AMPでWordPressを最適化し収益に繋げよう
まとめ
以上、「ggrksとは?グーグルの検索結果の信ぴょう性について」について、はじめてのコピーライティング、小比井 雷太がお伝えしました。
ggrksという言葉の裏には、良くも悪くも人間性がぎっしりと詰まっています。
その本質を見抜くことができるように、ネットの情報により多く触れておくことが大切ではないでしょうか。
ggrksを直言実行してSiriの尻に敷かれるようでは、人間とコンピューターのどちらが上なのかわからないのです。
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